フジロックに行こうとしている方で、靴をどうしようか悩んでいる方は大勢いるかと思います。
10回以上フジロックに参加してきた管理人が選び方のポイントと、スニーカーや長靴と言った、どの靴のタイプがおすすめなのかを紹介していきます。
フジロックの靴の選び方
まずはフジロックの環境を知っておく
フジロックの会場内は広く、端から端まで歩くと1時間以上かかります。
思い切り楽しむとなると、少なくとも一日で2万歩以上は歩くことになるでしょう。
会場内の道路は舗装されているところもありますが、基本的には砂利や草が生えていたりと自然のままです。
また、会場の標高が900mにもなる山の中。
山の天気は変わりやすく、雨がよく降るのがフジロック。
(雨の程度は梅雨の時期のようなイメージで数年に一度くらい大雨になります)
雨が降ると一部の舗装されていない道で田んぼのようなぬかるみができてしまいます。
これらの環境を踏まえて、選び方をみていきましょう!
フジロックの靴の選び方ポイント
先ほどの環境から考えると、選び方のポイントは3つあります。
- 歩きやすく疲れにくい
- 濡れても問題ない
- 素足の露出が少ない
少なくともこの3点を満たしている靴を選びましょう。
夜になったり雨が降ったりすると、夏と言えど冷えてくるんです。
そのため寒さが苦手という方はこの点も念頭に入れておくといいでしょう。
サンダルで素足むき出しだと、人によっては辛い思いをすることになるかも・・・。
フジロックでおすすめの靴
それでは選び方のポイントがわかったところで、管理人おすすめの靴のタイプを紹介します!
トレッキングシューズ
実際に会場で多くの人が履いているのがトレッキングシューズです。
山を登るわけではないのでハイキング用でいいでしょう。
また、濡れても問題ない素材のものが多いです。
ゴアテックス素材なら蒸れにくく防水性もピカイチなのでおすすめです。
メリット
- 長時間歩くのに適している
- 安定感があり足にフィットする
- 多少の雨なら濡れない
デメリット
- 脱着が大変(靴紐をきちんと結ぶ必要がある)
- 台風のような大雨だと履き口から雨が侵入して濡れる
- ゴアテックス素材だと少し値段が高くなる
デメリットについて
脱着に関しては朝履くときと夜脱ぐときだけなのでそこまで気になりません。
台風のような大雨も稀ですが、心配なら下記のゲイターと呼ばれるスパッツを合わせて用意すると◎です。
お値段についてはセールを狙ったり、やりくりしてなんとかしましょう。
長靴
こちらも会場で多く見かけます。
雨=長靴というイメージはありますよね。
ただ、長靴は物を選びます。
まずは一度一般的な長靴のメリットとデメリットを確認しましょう。
メリット
- 雨もぬかるみも気にしなくていい
- 比較的安い
デメリット
- 通気性がないため蒸れる
- 長時間歩くのに適さない
- 履き口が大きくあいていると大雨の時そこから濡れる
デメリットについて
長靴で有名なブランドHUNTERはデザインはおしゃれでかっこいいですが、蒸れるし晴れの時は黒だと熱を吸収して熱いです。(友人が黒の長靴で火傷しそうになったことがあります。)
また、その他の生活雑貨店やホームセンターで売っている長靴は先ほどあげたデメリットが大きいのでおすすめしません。
しかし、大変おすすめな長靴があるんです。
それが日本野鳥の会の長靴。
短く折って履くこともできるし、履き口をキュッと絞ることもできて雨の侵入を防げます。
底が比較的薄いですが、しっかりした中敷きを入れれば長時間歩いても疲れにくくなります。
アウトドアサンダル
こちらもよく会場で見かけます。
ケガ防止のため素足が出る面積が少なく、脱げにくいものがいいでしょう。
KEENというブランドが特におすすめです。
メリット
- 脱着が楽チン
- 長時間でも歩きやすい
- 多少濡れても問題ない
- そのまま川に入って遊べる
デメリット
- 夜や大雨・長時間の雨になると濡れて足元が冷える
- ぬかるみで泥が侵入する
デメリットについて
冷え対策として靴下を履いたり、少し面倒で荷物が増えますが、雨天時は野鳥の会の長靴に履き替えるのがいいと思います。
ビーン・ブーツ
L.L.Beanのビーン・ブーツが管理人的に結構おすすめです。
もともと沼地を歩けるよう開発されたブーツで下半分は長靴のようになっています。
メリット
- 雨もぬかるみも気にしなくていい
- 安定感があり歩きやすい
デメリット
- 脱着が大変(靴紐をきちんと結ぶ必要がある)
- 台風のような大雨だと履き口から雨が侵入して濡れる
- 少し値段が高くなる
デメリットについて
こちらも脱着に関しては朝履くときと夜脱ぐときだけなので、そこまで気にならないかと思います。
台風のような大雨も稀なので、そこまで心配しなくてもいいのではないかと思っています。(ただ大雨の年に当たると心配・・)
少し価格が高いですが、丈夫な作りでお店でメンテナンスもしてもらえるので長く使えます。
フジロックで失敗する靴
念のため、これはやめておけ・・という靴を紹介しますね。
クロックス
管理人が初めてフジロックに行ったのは大学生の時でした。
アルバイトはしていたものの、チケット代や交通費、その他の装備で靴に十分な費用を充てることができませんでした。
そんな中、安さと歩きやすさを兼ね備えたクロックスを選びました。
メリット
- 安い
- 長時間でも歩きやすい
- 素材的に濡れても問題ない
- 汚れてもすぐ洗える
- そのまま川に入って遊べる
デメリット
- 雨天時にぬかるみを歩くと泥が侵入する
- 夜や大雨になると濡れて足元が冷える
案外いい点が多かったのですが、デメリットがかなり大きいです。
田んぼに裸足で入るイメージでかなり不快感があります。
洗い流すこともできるのですが、水場が少ないためあまりおすすめできません。
スニーカー
期間中全く雨が降らない予報だったら問題ないです。
でもそんなことは経験上5年に1度くらいしかありません。
雨が降ったら濡れるのはもちろん、泥だらけになります。
洗っても落ちないレベルになるのでやめておきましょう。
ビーチサンダル
ビーチサンダルのようなラフなサンダルは論外ですね。
ここまで記事を読んでくださったあなたならその理由はわかるでしょう。
フジロックの靴おすすめと選び方まとめ
どの靴にも良い点、悪い点が必ずあります。
最低限の条件を満たしていればあとは自分が何を優先したいかで選べばいいでしょう。
ぜひ試着して自分の足に合った靴を選んでくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。